【湘南 vs C大阪】 ウォーミングアップコラム:踏み出した一歩

2018年9月21日(金)


リーグ戦初先発の記憶はほろ苦い。「チームの結果はすごく悔しいし、個人的にほんとうにやられすぎた」鈴木国友(写真)は唇を強く噛む。

前節の鹿島戦、大卒1年目の23歳はスタメンで最前線に立った。「変に気負うことなく普段やっていることに自信を持ってプレーしよう」とゲームに臨み、開始間もなく好機を迎え、セカンドボールを収めてシュートに持ち込む場面もあった。

しかし、1-2で敗れた事実とともに、自身の内には痛みが疼く。

「自分の弱さと鹿島の強さを素直に感じました。ヘディングの競り合いでやられすぎたし、普段なら抑えられる場面も相手に潰された。守備のスイッチを入れられず、球を引き出す部分も不完全燃焼で終わってしまった」

映像を何度も見返したという。

「ほんと悔しくて、だからもっと……もっと自分で突き詰めないといけないし、もっと伸ばさなければいけない。あの試合を通して感じました」

切り替えるのは容易くない。ただ、「あの緊張感、あのプレッシャーのなかで、練習では得られないものをひとつでも多く味わうためにも、日々の練習がすごく大事になる」と気持ちを奮い、ピッチに向かう。

そうして訪れる次は、もう間もない。今季4度目を数えるC大阪との試合に、背番号27はまだ記されていない。チーム内の競争が活性化するなか、今節も誰がメンバーに名を連ねるかは見えないが、前節の内容を踏まえた意識の共有は、ミーティングやトレーニングを通して皆でなされている。

一戦に向け、鈴木は言う。

「縦への意識がみんなに付いているので、受け手である自分もしっかり応えなければいけない。守備も継続してやらなければいけないところ」

唇を噛んだその姿に、同じく桐蔭横浜大出身の山根視来の1年目をふと思う。公式戦初出場となったルヴァンカップ磐田戦で「なにもできなかった」と自信を砕かれた背番号13は、しかしあれから2年、いまや最終ラインで攻守に存在感を放っている。

鹿島戦で踏み出した一歩はきっと、この先の長い道のりに繋がっていく。先輩の歩みが証明していることだ。

文:隈元大吾(湘南担当)


明治安田生命J1リーグ 第27節
9月22日(土)19:00KO BMWス
湘南ベルマーレ vs セレッソ大阪
Shonan BMW スタジアム平塚(湘南ベルマーレ)
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