【YS横浜 vs 沼津】 ウォーミングアップコラム:西山峻太に立ちはだかる壁、いま乗り越える

2018年9月7日(金)


何をしても上手くいかない――。そして攻撃の歯車が合わなければ失点数も嵩む。前半戦の好調が嘘かのように7試合勝ちなしでYS横浜は不調に喘いでいる。

2016年に樋口靖洋監督が就任してから続けてきたSBが高い位置を取ってポゼッションするサッカーが昨季から高い攻撃力を生んでいた。だが、ここ最近は縦への意識が強くなりすぎて中盤で奪われる回数が増加。そのままショートカウンターでSBの上がった裏のスペースを突かれてしまうという悪循環に陥っている。そんな状況を打破しようと、今週は選手だけでミーティングを行い、各々の考え方を統一させた。

「相手のイヤなところを突いていく。原点に立ち返ろう」

その効果もあり、『もう一度積上げてきたサッカーを表現しよう』と今節・沼津戦に向けて強度の高いトレーニングに取り組んだ。この良くなりつつあるチーム状況を結果につなげるためにキーポイントに挙げられるのが両サイドをいかに有効活用できるか。そうなれば河野諒祐も注目したい一人であるが、特にピックアップしたいのは昨季、超攻撃型のSBとして4ゴールを奪った西山峻太(写真)だ。

しかし、ここ2試合はボールを効果的に触ることができず、左サイドを突破されることも多々。特徴であるペナルティーエリアへの侵入も影を潜めて途中交代でピッチを退いている。「迷いというか困っている部分が出て自信のないプレーにつながってしまっているのかなと…。すごく葛藤しながらやっている」。高い位置にポジションを取ってもビルドアップ中に奪われてショートカウンターを食らえば、守備に比重を置きすぎても自分の良さは出ない。そのバランスの部分で頭を悩ませているのだろう。

だが西山は言う。

「自分のサッカー人生は挫折の連続だった」

サッカー始めた幼少期から何度も苦しみを味わい、悔しい思いもした。その障壁を一つひとつ乗り越えてきたからこそ背番号25はニッパツ三ツ沢球技場のピッチに立っている。だからこそ、いま眼前にある壁をクリアすることができれば、いまよりもレベルアップした姿が待っているはず。

「もちろん自分だけが苦しいわけではないけど、もがいている。いま自分自身も良いプレーできていない。悔しい。見返したい」

そのキッカケにしたいのが沼津戦だ。勇気を持ってストロングポイントである攻守の躍動感を発揮し、自信を取り戻すことができれば悩みは晴れる。そうすることができればYS横浜のパスサッカーは息を吹き返し、もう一度“楽しい”フットボールを示すことができるだろう。左サイドを果敢に駆け上がることで8試合ぶりの勝利を手繰り寄せたい。

文:髙澤真輝(YS横浜担当)


明治安田生命J3リーグ 第22節
9月8日(土)17:00KO ニッパツ
Y.S.C.C.横浜 vs アスルクラロ沼津
ニッパツ三ツ沢球技場(Y.S.C.C.横浜)
みんなの総合評価 (3.8)
臨場感 (3.8)
アクセス (3.5)
イベント充実 (2.5)
グルメ (3.0)
アウェイお楽しみ (1.5)

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