【甲府 vs 柏】 ウォーミングアップコラム:ヴァンフォーレ甲府が異例の早期契約を結んだ高校3年生(東海大相模高)中山陸がJ1相手にプロデビュー

2018年9月4日(火)


「パキッ」。8月7日の練習中に聞こえてきた乾いた音は森晃太の右の鎖骨が折れた音だった。「痛ってぇ」と声を出して一瞬悶絶した。チームメイトと重なり合って倒れたときに森の鎖骨が折れたことでプライムステージに勝ち上がっていたルヴァンカップのU-21枠が白紙になった。昨季も、U-21枠で出場していた森は第2節のケガで長期離脱となり、甲府U-18の入間川景太にその椅子を譲ることになってしまったが、今季はグループステージ6試合全てに出場して2ゴール。なかでも第2節の清水戦(1-0○)のゴールは貴重なゴールでグループステージ突破の原動力になっていた。2戦合計3-2で競り勝った浦和とのプレーオフステージではゴールはなかったものの、リーグ戦のチャンスがない日々が続いただけにプライムステージは森のリベンジのチャンスだった…。

不運に見舞われた森が空けた椅子。競争の末にその椅子・U-21枠のチャンスを勝ち取ったのはMF・中山陸(東海大相模高3年)。異例の早い時期である5月10日に来季の甲府加入が発表され、6月にはJリーグ特別指定選手として承認された期待の逸材。所属する東海大相模高校サッカー部は強豪ながら、昨年度は競争が激しい神奈川県の選手権予選(平成29年度宮城インターハイは出場)をもう一歩のところで通過できなかったが、裏選手権と呼ばれることもある今年のニューバランスカップ(@時之栖)で準優勝に貢献して注目を集めた中山。甲府のスカウトはその前年から注目しており、今季は静岡県での一次キャンプから練習参加しており、数度の練習参加でチームにかなり慣れてきたタイミングでのチャンス到来となった。

「試合に出られたら何かしらの結果は残したい。緊張すると思いますが、J1・柏相手に試合をするのは楽しみです」と話す中山は、攻撃的なポジションで起用される見込み。賢さとテクニックでプレッシャーを躱す高いキープ力を発揮し、そこからのパスセンスのよさはプロも認めるレベル。周囲の選手をどう活かし、どう活かされるのかが楽しみであるが、チャンスには積極的に仕掛けていくアグレッシブさも持ち合わせており、ゴールを決めることがあれば甲府のファン・サポーターの愛情が一気に注がれるはずだ。

文:松尾潤(甲府担当)

JリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝 第1戦
9月5日(水)19:00KO 中銀スタ
ヴァンフォーレ甲府 vs 柏レイソル
山梨中銀スタジアム(ヴァンフォーレ甲府)
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