【YS横浜 vs 鹿児島】 ウォーミングアップコラム:生粋のYSっ子。金子大晟が「何かを起こしてくれるかもしれない」

2018年9月1日(土)


9月に入りいよいよJ3リーグも終盤戦を迎える。YS横浜は前半戦、一時上位に食い込むなどシーズンを賑わせたチームの一つだ。その約半年間で一番成長している選手を挙げるとすればFW金子大晟(写真)だろう。

背番号18の金子は2017年にユースからトップチームに昇格。幼少期から横浜スポーツ&カルチャークラブで育っており、純粋な水色の血が流れている。しかし加入した当初は通用するものがまるでなかった。紅白戦やポゼッションゲームをしても凡ミスが先行。紅白戦などでは周りに気を使うかのようにボールを触るのを拒み、練習中に金子を探すのも苦労した。だが、今季の途中からは堂々とプレーする姿がピッチにはある。

積極的にボールを要求し、周りを生かしながらゴールに迫る。さらにはユース時代からの強みであった裏への抜け出しのタイミングも徐々に向上。以前とは別人のように存在感を濃くしている。なぜ、このような変化が生まれたのか。それは樋口靖洋監督が常々口にする、成長するために一つのプレーを追求し『どこがどうダメだったのか』を “気付く”ことができたからだろう。

「(樋口靖洋)監督から自主的にやるようになったと言われた。そこから自分の中で意識を変えました。ボールの受け方とか、先輩からアドバイスももらっていた。全部考えてサッカーするようになって変わったかなと思います」

「うまくなりたい」という一心で生んだ変貌だった。そのパフォーマンスが樋口監督の目に留まると第18節・北九州戦でJリーグデビュー。決定的な仕事はまだできていないが、メンバー入りの回数も増え、「去年よりは成長している実感はある。自信を持ってやれている」と充実感に満ちている。ただ、スタメンで出場するには技術的な部分で足りないことは自分が一番分かっている。

「満足はしていない。やっぱりみんなスタメン組のほうは、個人で打開できる。個を上げていかないとダメかなと思う。ボールを受けてからのスピードが遅い。すぐ取られちゃうし、そこは精度を上げていかないと。チャンスは試合の中で少ないと思うので、そこは大事になる。ゴールを決めたい」

およそ2カ月ぶりに開催されるホーム・鹿児島戦もベンチ入りの可能性がある。出場する時間は10分、5分…。いやもっと少ないかもしれない。それでも「もしかしたら何かを起こすかもしれないというのを持っている」と指揮官が期待を寄せるように、少ない時間だろうと結果を残せる雰囲気も醸し出す。今節は難しい展開になり、劣勢を強いられることが予想される。もしそうなれば、金子が状況を打開してくれるかもしれない。

文:髙澤真輝(YS横浜担当)


明治安田生命J3リーグ 第21節
9月2日(日)17:00KO ニッパツ
Y.S.C.C.横浜 vs 鹿児島ユナイテッドFC
ニッパツ三ツ沢球技場(Y.S.C.C.横浜)
みんなの総合評価 (3.8)
臨場感 (3.8)
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イベント充実 (2.5)
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