【仙台 vs 清水】 ウォーミングアップコラム:ピッチに戻った背番号16。“仙台に野津田岳人あり”を示す

2018年8月31日(金)


「本当に、試合が楽しみで仕方がない」

8月28日、練習を終えた野津田岳人(写真)は、率直な気持ちを口にした。

昨季途中に仙台加入。仙台のスタイルを理解し、その中で豊富な運動量や、主に左足の巧みなボールさばきを生かして主力に定着し、今季は開幕戦から活躍を続けていた。

そんな野津田が「これだけ離脱したのは初めてのこと」と振り返るのが、この2ヶ月近くのことだった。仙台が公式戦日程中断期間に熊本でキャンプをしていた7月1日に、痛みを覚えて一時離脱。一度は練習に復帰したが、明治安田J1リーグ戦再開を前に再び痛んで再び離脱。7月23日、右ハムストリングス肉離れにより全治約6週間の診断が下された。

試合に出たい気持ちを抑えながら、地道にリハビリを続けた。体調を回復させながら、筋力トレーニングの負荷を上げ、チームが遠征に行っている間にもシュート練習で感触を確かめるなど、復帰後のプレーを思い描いていたという。「ピッチでまた動けるように、そして前よりも強くなりたいという思いがありました」。そして今週、全体練習に合流した。

野津田不在の間に、チームは3試合連続で勝てなかった時期もあれば、公式戦で4連勝をおさめた時期もあった。「リハビリ期間は自分の中でずっとやりたい気持ちを抑えていました。そしてその間もみんなが頑張っている姿を見て、刺激を受けています」。久しぶりに外から味方のプレーを見て勇気づけられるとともに、自分がその中に入ったらすべきことを整理して、彼はピッチに帰ってきた。

「チームがもっと自分たちのスタイルを表現できるように、繋ぎ役をやりたい。ゴールも狙います」と、負傷する前よりもチームの力になれるように、野津田は9月1日の試合に向けて気合い十分だ。明治安田J1第25節の対戦相手は、仙台に来る前に所属していた清水。「縁を感じます。だからこそ活躍したいし、勝利をもたらしたい」と古巣戦を前にした心境を口にする。その一方で、仙台の野津田岳人として、「またユアスタでプレーできるのは楽しみですし、サポーターを喜ばせるようなプレーをしたい」とホームゲームを心待ちにする。

ピッチに戻った背番号16が、“仙台に野津田岳人あり”と、そのプレーを以て示す。

文:板垣晴朗(仙台担当)


明治安田生命J1リーグ 第25節
9月1日(土)19:00KO ユアスタ
ベガルタ仙台 vs 清水エスパルス
ユアテックスタジアム仙台(ベガルタ仙台)
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