【柏 vs 仙台】 ウォーミングアップコラム:期待を背負うナタン ヒベイロが、ついにベールを脱ぐ

2018年8月10日(金)


新加入のナタン ヒベイロ(写真)が初出場を飾った。前節の札幌戦、2-1とリードした87分に、ジェイと都倉賢が並ぶ札幌のツインタワーへのパワープレーをはじき返すべくピッチへ投入された。

数分間の出場でジェイと競り合ったのは一度だけ、しかもジェイのファウルとなって柏ボールになったのだが、それでもイングランド代表の経験を持つ屈強なストライカーを向こうに回し、空中戦とフィジカルコンタクトの強さを垣間見せた。

ナタンは17歳のときにカタールへ渡り、アル・ラーヤンでキャリアを積み上げてきた。その後、母国のフルミネンセへ移籍。そして今年7月、守備の強化を図る柏がフルミネンセから獲得した。

前述した高さと強さのみならず、札幌戦の数分間の出場において加藤望監督が特に評価したのはコーチングの部分である。新加入の外国籍選手が途中出場で、しかも1点リードという難しい状況。にかかわらず、鎌田次郎やパク ジョンスをはじめ周囲の選手に対して大声を張り上げて鼓舞する姿に加藤監督は期待を抱いたという。

「本番で声が出るのはいいと思います。本番じゃないと見えない部分があると思いますが、本番でポンと出て、『ラインを上げろ!』と指示を出せる。あのシチュエーションで、残り数分で、ああいうことを表現できるのは期待ができます」(加藤監督)
ナタン自身もコーチングは「僕の特長のひとつ」と話している。普段は礼儀正しく、誰にでも気さくに接するナイスガイだが、ピッチに入ると闘志を前面に出すファイターと化す。さらには足元のうまさ、ビルドアップにも特長があり、その点はナタンも自信を持ってこう答える。

「ディフェンダーなので、守備をしっかりやるところから入りますが、自分の特長としてはボールを持ったときにいかにボールを前に運んでいくか。ビルドアップの部分でもチームの助けになれると思うので、そこを見せていきたい」

今節は鎌田次郎が出場停止。したがってナタンの初スタメンと、ホーム戦デビューとなる可能性が高まってきた。コンディションはおそらくまだ100%ではない。しかもコンビを組むパートナーはパク ジョンスのため、外国籍選手同士の2CBとなれば、連携面に若干の不安は残る。しかしそれ以上に期待感の方が大きい。

「連敗中でも拍手をしてくれたサポーターの姿は胸に刺さりました。今は『やってやろう』という気持ちでいます。90分プレーする準備はできています」

浮上に向けて期待を背負うナタン ヒベイロが、ついにベールを脱ぐ。

文:鈴木潤(柏担当)


明治安田生命J1リーグ 第21節
8月11日(土)19:00KO 三協F柏
柏レイソル vs ベガルタ仙台
三協フロンテア柏スタジアム(柏レイソル)
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