【山口 vs 横浜FC】 ウォーミングアップコラム:チャレンジャーの得点ラッシュ。オナイウ阿道が決める勝利へのゴール!

2018年6月30日(土)


山口でひときわ存在感が際立つのがオナイウ阿道(写真)だ。リーグトップの得点を叩き出し、前節もクロスに飛び込んで2ゴールを挙げた。「チームが負けなかったり、いい順位にいられたりしていることが、チームの得点の多さに繋がっている。その中で自分も点を取れているので、それは続けていきたい」。千葉、浦和といったビッグクラブを離れ、成長段階の山口に移ったストライカーは今、存分にチャレンジできる環境で持てるポテンシャルを花開かせ、無心にゴールを追っている。
 
前節の岐阜戦でオナイウは池上丈二と鳥養祐矢のクロスに合わせてゴールネットを揺らした。「いいところにいいボールを上げてくれた。点を取ったあとや失点したあとはチャンスがある。そこは集中してできたと思う」と手応えの得点。オナイウはペナルティーエリアの中でボールをキープしたり、体勢を崩されながらもシュートまで持ち込む身体能力の高さを発揮してきたが、クロスからの2得点は味方との連係が深まっていることも示した。
 
文句なしの計13得点を挙げ、ゴール数のランキングは常にトップを走る。しかし自分の特長が発揮されたゴールであっても、オナイウは自分の得点だと胸を張ることはなく、ボールを繋いできてくれた仲間をたたえる。オナイウが発する言葉には、往々にして「チーム」という言葉が入る。「求められているのはチームの攻撃の起点だったり、最後を決めるところになってくると思う。自分のところで時間を作るなり、簡単にはたいてゴール前でしっかりシュートする。そういうのを続けられれば結果はこれからも付いてくる」。仲間があってのストライカーだと強調する。
 
チームを思うプレーが生み出すゴールラッシュは、当然のようにチームメイトにも好影響を与えている。左ウイングの高木大輔は「アドが継続的に点を取っているのを見ると自分も頑張らないといけないと思う。もっともっと結果にこだわりたい」と気持ちを引き締める。今節が古巣戦となる小野瀬康介もオナイウの背を追うようにゴールを積み上げ、すでに8ゴールをマーク。互いに刺激しあって、前線3人だけで26ゴールを挙げている。
 
20試合を終えて山口は自動昇格圏内に位置する。だが霜田正浩監督が組む練習は緩むどころか、どんどんとハードになっていく。オナイウはそのトレーニングにも充実の表情を浮かべた。「練習をしっかりやることで試合で強度のあるプレーができるし、最後まで走れると思う。全然苦じゃない。自分たちのレベルを上げるために必要なこと」。迎える試合は前半戦を締めくくる試合となる。「山口は走ることで勝てるというイメージがある。求められているプレーをしっかりやる。求められていることにしっかり反応する。そういうことが大事だ」。頼れるストライカーであり、プロビンチャでの大いなるチャレンジャーは、勝利をもたらすだろう14点目、15点目を目指し、サポーターの待つみらスタのピッチに立つ。

文:上田真之介(山口担当)


明治安田生命J2リーグ 第21節
7月1日(日)19:00KO みらスタ
レノファ山口FC vs 横浜FC

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