【熊本 vs 福岡】 ウォーミングアップコラム:より、タフに。村上巧、2度目の長期離脱から復帰。

2018年6月9日(土)


「振り返るとあっという間ですけど、怪我をしてからは長かったので、帰ってきたなという思いでした」
前節の大分戦、試合は0−2で敗れたが、約9ヶ月ぶりに公式戦のピッチに立った村上巧(写真)は、90分プレーできたことに対する安堵の表情もにじませながら、そう口にした。

加入1年目の2016年、開幕を目前に控えた横浜FCとの練習試合で右足第5中足骨を骨折した村上は、3ヶ月の離脱を余儀なくされる。だが合流間近となった段階で同じ箇所を傷め、加入後初出場は9月までずれ込んだ。
2年目となった昨シーズンは開幕スタメンを掴むと、中心選手の1人として出場を続ける。チームの順位がなかなか上がらないなか、監督交代後は3バックの中央にコンバートされ貢献。しかし第32節の讃岐戦途中に右膝前十字靭帯を損傷、2度目の長期離脱となった。

先月初旬、部分合流を経て、対人メニューもこなすようになっていた村上に復帰の見通しについて尋ねると、淡々と、こう話していた。
「早くみんなと一緒にプレーしたい思いもありますけど、前回(2016年)のこともあるし、トレーナーやフィジカルコーチとも相談しながら、慎重にやっていきます」
当初は加療期間6ヶ月と診断されていたが、ピッチに戻ってくるまでに要した期間は9ヶ月。
2度目の離脱で、復帰までの道のりを知っているからこそのつらさもあっただろう。一方で、2度目だったからこそ、焦らずじっくり、自分と向き合い続けることができたのだとも言える。
「ピッチに立てたのは、トレーナーを始め、支えてくれた方たちのおかげ。感謝しています」

リーグ戦は2度目の連敗中と苦境。しかし、壁を乗り越えた見本が、ピッチ内にいる。よりタフに、焦らず戦うこと。村上が見せた復帰に至るまでの振る舞いは、今まさにチームに求められていることでもある。

文:井芹貴志(熊本担当)


明治安田生命J2リーグ 第18節
6月10日(日)14:00KO 水前寺
ロアッソ熊本 vs アビスパ福岡
熊本市水前寺競技場(ロアッソ熊本)
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