【神戸 vs 横浜FM】 ウォーミングアップコラム:対横浜FM戦2連発中の渡邉千真が"神戸ミラクル"のキーマン

2018年6月8日(金)


JリーグYBCルヴァンカップのノックアウトステージ進出をかけた、運命のプレーオフステージ第2戦。アウェイで横浜FMに2−4で敗れた神戸は、ただ勝つだけではなく、3点差以上、もしくは2点差でも2−0、3−1で勝利しないと勝ちぬけない。仮に4−2で勝利した場合は、得失点差、アウェイゴール数でも並ぶため、第2戦終了後の30分間の延長戦が行われる。それ以外は横浜FMの勝ち。神戸にとっては厳しい条件だが、第2戦をホームで迎えられる点ではアドバンテージがあるといえるだろう。

横浜FMとの今季の対戦は、明治安田生命J1リーグを含めると1勝1敗。その2試合でゴールを決めているのは、両チーム合わせても渡邉千真(写真)だけ。しかも、彼にとっては古巣対決。「もうだいぶ前なので意識はしていない。でも、試合になると古巣との対戦はやっぱりモチベーションが自然に上がりますよね」と話す。第2戦の勝敗のカギは彼が握っていると言えそうだ。
 
古巣対決というだけではなく、今季の渡邉にとって横浜FM戦には特別な意味がある。開幕スタメンを勝ち取ったものの、次節からスタメン落ちという苦汁をなめてきた渡邉が、再びJ1リーグの先発要員に復帰するきっかけになったのが、4月15日第8節の横浜FM戦だった。この試合で途中出場した彼は、リーグ戦での今季初ゴールをマーク。第9節の名古屋戦ではスタメンに名を連ねている。
だが、そんなドラマチックなストーリーとは裏腹に、渡邉自身は横浜FMを冷静に分析しているから面白い。
「(横浜FMは)今季から監督が変わって、ボールを握りたいサッカーになったと思います。サイドバックが中にしぼったり、ハイラインでプレッシャーをかけたり、独特のビルドアップをしてくる。リーグ戦の時は結構ボールを回されましたし、うまいなと思いましたね。そう簡単にボールを奪えないですし、みんなが連動してコンパクトに保たないといけないなと思いますね」
ただ、ルヴァンカッププレーオフステージ第1戦では、相手の出方が少し違った。特徴のハイラインを抑え、GKがビルドアップに参加するシーンも少なかった。横浜FMが今回はどう来るのかは不明だが、渡邉は特に気にせず、シンプルにホームで戦えることをメリットに感じている。
「お互いアウェイゲームはあるので、個人的にはあんまりホームとかアウェイとかは気にしていない。でも、2試合目をホームで戦えることはポジティブに捉えていますし、ホームの方がやっぱり気持ちは高まりますしね」
先述の通り、神戸のプレーオフステージ突破の条件は厳しい。だが、神戸には、出場した直近3試合で4ゴールと好調の渡邉がいる。“神戸ミラクル”のカギは彼の手の中にある。

文:白井邦彦(神戸担当)


JリーグYBCルヴァンカップ プレーオフステージ第2戦
6月9日(土)14:00KO ノエスタ
ヴィッセル神戸 vs 横浜F・マリノス
ノエビアスタジアム神戸(ヴィッセル神戸)
みんなの総合評価 (4.7)
臨場感 (4.8)
アクセス (4.2)
イベント充実 (4.0)
グルメ (4.5)
アウェイお楽しみ (4.5)

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