【清水 vs 甲府】 ウォーミングアップコラム:ハングリーさと豊富な経験を合わせ持つ兵働昭弘。古巣への雪辱に向けて思うこととは

2018年4月17日(火)


清水、甲府、磐田が2勝1敗(勝点6)で首位に並ぶという大混戦になっているBグループ。清水にとっては今節がグループステージのホーム最終戦で、ルヴァンカップではホームで2連勝と強さを発揮していることもあり、残り2試合はアウェイということもあって、プレーオフ・ステージに進むためには何としても勝っておきたい一戦だ。

そんな重要なゲームに向けて頼りになるのは、やはり昨年甲府に在籍し、甲府のサッカーを熟知するベテラン・兵働昭弘(写真)の存在だ。ルヴァンカップをターンオーバーで戦っている清水の中で、今は本来のボランチとは異なる左サイドバックとして出場しているが、そこでも攻撃のビルドアップで重要な役割を果たし、左足の精度の高さを生かしてセットプレーのキッカーとしても活躍。前回の札幌戦では、右CKから鄭大世の決勝点をアシストした。

甲府とのアウェイゲーム(グループステージ2節)でも左サイドバックとして出場したが、0-1で敗れて悔しい思いを残している。
「相手が(古巣の)甲府だからといってとくに意識することはないですが、アウェイのときは完敗だったと思うので、ホームではそのリベンジをしたいです。(甲府は)ボールを持つのも回すのもみんなうまいですし、(吉田達磨)監督のサッカーが1年以上やって全員にかなり浸透してきていると思います。そこに自信を持たせるような感じでプレーさせると相手のペースになってしまうというのが、アウェイでの反省点でもあります。なので、もっとアグレッシブに守備をしたいと思いますし、行けるときは高い位置でボールを取りに行く場面を増やして、そこからショートカウンターを狙ったりということもやっていきたいです」。

ルヴァンカップでは18歳のルーキーたちも出場しているため、5月で36歳になる兵働には若手を導く働きが期待される。ただ、本人はもっとフレッシュな気持ちで試合に臨んでいる。
「もちろん声をかけるということはしますし、みんながひとつになって戦うということは大切にしたいと思います。ただ、僕も必死だから(笑)。サイドバックはエスパルスでのプロ1年目(2005年)でもやりましたが、今も1年目のような気持ちでやっていますよ。サイドバックは素人ですし、いろいろ見たり聞いたりして学んでいかないと成長できないから。自分がチャンスをつかんでいくためにも、与えられたポジションでしっかりと役割を果たしながら、そのうえで自分の色を少しずつ出せればいいなと思いますし、そこの順番を間違えないようにしたいです」。

ルーキーのようなハングリーさや謙虚さと、ベテランらしい冷静な状況判断や戦術眼を合わせ持つ兵働昭弘。だからこそ誰からも信頼され、頼りにされている。年齢層が非常に幅広いルヴァンカップのチームが、最後までひとつになって同じ方向を向いて戦うことは、彼が支え続けてくれるはずだ。

文:前島芳雄(清水担当)


JリーグYBCルヴァンカップ 第4節
4月18日(水)19:00KO アイスタ
清水エスパルス vs ヴァンフォーレ甲府

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