【湘南 vs 広島】 ウォーミングアップコラム:ムラサキからライトグリーンへ

2018年4月14日(土)


9年の歳月が言葉に滲む。「私にとって広島は、いい経験をし、いい時間を過ごした思い入れのある場所。自分もムラサキに染まっていた。心に残るクラブであることは間違いない」今節迎える古巣を思い、ミキッチ(写真)は目を細めた。

慣れ親しんだ紫を脱ぎ、今季より黄緑を纏っている。若い選手も多い湘南にあって、豊富なそのキャリアを自らひけらかすことはなく、しかし気付きがあれば仲間に伝えることを惜しまない。

「より賢く戦うことが重要」自身の経験を踏まえ、チームの伸びしろに触れる。

「ピッチのなかで瞬間的な判断を下すのは選手です。守るところなのか攻めるときなのか、パスを出す場面か自分で持つところか、ゲームの流れに応じて判断しなければいけない。若く才能のある選手たちが多いですが、監督に言われたことをベースによりよいプレーの選択をしていくことが大事になると思う」

質の高いプレイヤーを見て学ばなければいけない、と続ける。ミキッチ自身、同サイドの選手を参考に自己研鑽を積んできた。たとえば元ブラジル代表のカフーのプレーを見て動きを学び、現ブラジル代表のダニエウアウベスからも前に出るタイミングや判断を吸収する。「ほとんどの選手はお手本にして真似することができる。メッシ以外はね」そう茶目っ気たっぷりに笑ったものだ。

開幕以降、別メニューの時期もあり、「まだ完璧には自分を見せられていない」と語る。ただ、前々節の鹿島戦、前節の札幌戦と、ここ2試合はベンチ入りし、コンディションの向上を窺わせる。

「ベストな状態でピッチに立つことがまずは大事。(同じポジションの岡本)拓也も素晴らしいプレーをしているので、私はとにかく日々のトレーニングで100%出し切ってチャンスを待つだけです。自分の持っているものをすべてベルマーレで出し切りたい」

そして、今節を見据える。「私は湘南の選手。いまは広島よりも強い思い入れがここにある」。粛々と自身を磨き、古巣との再会のときを待つ。

文:隈元大吾(湘南担当)


明治安田生命J1リーグ 第8節
4月15日(日)16:00KO BMWス
湘南ベルマーレ vs サンフレッチェ広島

Shonan BMW スタジアム平塚(湘南ベルマーレ)
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