【水戸 vs 山形】 ウォーミングアップコラム:すべては水戸のために――新キャプテン細川淳矢が胸に秘める思い

2018年2月24日(土)

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1月21日に行われた今年初めての練習試合、開始2分に先制点が生まれた。喜びを分かち合う選手たち。その時、長谷部茂利監督がベンチから称賛したのは攻撃陣ではなく、センターバックの細川淳矢であった。「ホソ、いい声だった!」。長谷部監督の声がグラウンドに響き渡った。

得点の前の場面、一度ボールを奪われるも、細川の指示により、守備を下げることなく、素早い攻守の切り替えから激しいプレスをかけていった。そして、再びボールを奪い返して、そこからゴールが生まれたのだった。「ホソがいいタイミングで、正しい声掛けを行ってくれた」と長谷部監督はその“声”を高く評価した。そして、常に声を張り上げ、チームを鼓舞する細川をキャプテンに指名したのだった。

「僕は副キャプテンタイプ。今までキャプテンを務めたのは中学生だけですよ」と細川は恥ずかしそうにキャプテン就任の感想を口にした。「でも、これも成長できる機会だと思います」と自らに言い聞かせるように口にし、「自分が引っ張るというよりも、みんなでいいチームにしていきたい」と目指すキャプテン像について言及した。

「ただただチームがよくなることを考えている」と話す細川。心の奥底にあるのがクラブへの感謝の気持ちだ。「5年半前、無所属の状態の自分をこのクラブに拾ってもらいました。なので、自分の中ではかけがえのないクラブです。自分をJリーグの舞台に戻してくれた水戸に恩返しをしたい」。

その中で「水戸の発展に貢献したい」という思いも強く芽生えてきた。「(本間)幸司さんからこのクラブの歴史など話を聞いたことが、自分にとってプラスになったと思っています。昔はこんな状態だったけど、徐々にいろんな環境が整えられてきたと。クラブとして成長しているんだなと感じて、これからもう一つ大きくなるための歴史をみんなで作っていかないといけないと感じることができました。長く在籍したことと幸司さんから昔の話を聞いたことによって、クラブ愛を強く持つようになりました」

新たな練習場とクラブハウスができ、沼田邦郎社長がJ1クラブライセンスの申請を明言するなど、「一新」というクラブの今季のスローガンが示すように、今季水戸は新たな歴史を作り出そうとしている。その状況下で戦える喜びを細川は感じている。

「水戸はこれから大きくなる可能性を秘めている。そのために今季はすごく大切なシーズンになる。1試合1試合を大切に、すべての力を出し切って戦っていきたい」

その熱い思いを胸に挑む開幕戦。負けるわけにはいかない。

文:佐藤拓也(水戸担当)


明治安田生命J2リーグ 第1節
2月25日(日)14:00KO Ksスタ
水戸ホーリーホック vs モンテディオ山形
ケーズデンキスタジアム水戸(水戸ホーリーホック)
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