【新潟 vs 京都】 ウォーミングアップコラム:“ターレス100パーセント”は、もう間もなく!

2018年3月10日(土)


ブラジルのヴァスコ・ダ・ガマから加入した22歳のFWターレス(写真)は、開幕のカマタマーレ讃岐戦は後半アディショナルタイムに交代出場、2節松本山雅FC戦はベンチ入りしたものの出番はなかったが、3日前のルヴァンカップ仙台戦で新潟の一員として初めて先発し、フル出場を果たした。試合終了間際にペナルティー・エリア内でゴールを背にしてクロスボールを胸トラップすると、これが田中達也の同点ゴールをアシストした。

相手選手に厳しく背後から寄せられながら、びくともせずにボールをコントロールした屈強さは、チームプロフィールにある185センチ、93キロのイメージ通り。土壇場での勝点1をチームにもたらした。

見せ場はこれだけにとどまらなかった。前線から落ちてきて組み立てに加わったときにボールを失わず、次につなげる望外のうまさ。相手をサイドラインまで追い詰め、ときにはスライディングタックルするなど、鈴木政一監督も「チームで守るということを本当にやってくれる。ヨーロッパ(サッカー)的な、守備でのオンとオフの良い感覚を持っている」と思わずうなる献身。そのプレーはポジティブな裏切りの連続で、何より90分間、試合から消えることがなかったのが驚きだった。

「状態は今、60~70パーセント。試合に出ることで調子も上がるし、感覚も戻る。まずはしっかりポジションをつかみたい」という本人の言葉に、これからの楽しみも膨らむばかりだ。

U-20、U-21ブラジル代表に選ばれている片りんを3日前に見せたアタッカーは、「京都戦でプレーし、勝てば、自分にとってホームで初めてのこと。サポーターと喜びを分かち合いたい」と、ビッグスワンのピッチに立つ瞬間を心待ちにしている。

仙台戦はシュート0本に終わった。それにもかかわらず存在感は抜群。決定機に絡めなかったフラストレーションを抱えているかと思いきや、「(前線から下がってきて)相手のマークを外すことで、生まれたスペースをチームメートが使える。もちろんFWだから点を取りたいが、チャンスにチームメートが決めてくれれば、それでいい」という発想も、鈴木監督が目指す、連動しながら相手を崩したいサッカーと相性がいい。100パーセントのターレスに向けて、カウントダウンが始まった。

文:大中祐二(新潟担当)


明治安田生命J2リーグ 第3節
3月11日(日)14:00KO デンカS
アルビレックス新潟 vs 京都サンガF.C.
デンカビッグスワンスタジアム(アルビレックス新潟)
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