【C大23 vs 藤枝】 ウォーミングアップコラム:ケガをする前よりも強くなってきたなと思われるように/温井駿斗

2017年11月18日(土)


正確無比な左クロスを持つ、若き長身レフティが帰ってきた。
J3第20節長野戦で負傷し、9月初めに手術も実施。全治2カ月の診断を受けていたDF温井駿斗(写真)。第30節鳥取戦で終盤に途中出場して、約2カ月ぶりにピッチに立つと、久々に先発を果たした第31節秋田戦では、前半最初のコーナーキックで、いきなり本領を発揮。得意の左足で絶妙なボールをゴール前に送ると、ニアサイドに飛び込んだ斧澤隼輝のゴールを好アシストした。その後も、右サイドバックに入った沖野将基とともに、「2人が非常に攻守にアグレッシブにやってくれて、攻撃に厚みをもたらしてくれた。彼らの役割は非常に大きかった」と、C大阪U-23の大熊裕司監督も称えるパフォーマンスを見せ、チームの2連勝に貢献。今季、苦しいシーズンを送っていた、桜育ちの28番に、ようやく笑顔が戻ってきた。

「ケガしてしまったときはネガティブなことも常に考えてしまいましたが、手術が終わってから、2カ月間、向き合える時間ができたと思って、プラスに捉えるようにしました」という温井。そのなかで、「(ともにリハビリをしていた)清武(弘嗣)くんと一緒に(別メニュー調整を)やって、いろいろ話しができたりしました」と、同じC大阪の先輩の存在は、心強かった模様だ。「セレッソには経験のある選手が多いので、『僕の考えではこうだけど、先輩の考えはどうですか』と聞いたり、自分の意見だけで(プレーするので)はなく、先輩の意見を聞きながら、少しでも自分との関係をよくすることだったり、チームがよくなればという思いで話しています」と、最近では、自らの成長のためにも、臆せず先輩たちともコミュニケーションをとる姿も増えた。「ケガをする前よりも強くなってきたなと思われるようにと頑張っていました。それが、マイナスではなく、プラスに働けばいいなと思います」、挫折を乗り越え、向上心を持って、どん欲に、温井は前に進んでいる。

「(秋田戦は)復帰明けにしては、よかったんじゃないかなというところ。最後ら辺、体力面で結構ばててしまって、自分がラインを下げてしまったところもあったので」と、まだ温井自身は完全復活というわけではないようだが、「いい部分は今後も続けて、チームのために貢献したい」と、気合いを込める。そこで迎える、J3第32節藤枝戦は、C大23にとっての今季ホーム最終戦。桜色のサポーターがたくさん集う前で、持ち味をしっかり発揮し、3連勝を成し遂げたい思いが、当然、温井にも強いものがある。「(J3の)ホーム最後の試合で、自分自身、ケガからやっと復帰できたなかで見てもらえる場ができたので、成長した姿を見せて、しっかり勝って、見に来てくれている、応援してくれている皆さんに楽しんでもらえるようにプレーしていきたい」。攻守にハードワークして、鮮やかに左足を振り抜き、チームのゴールにつなげる温井の姿を、この藤枝戦でも、しっかり目に焼き付けたいものだ。

文:前田敏勝(C大23担当)


明治安田生命J3リーグ 第32節
11月19日(日)14:00KO ヤンマー
セレッソ大阪U−23 vs 藤枝MYFC

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