【岐阜 vs 湘南】 ウォーミングアップコラム:恩師への思い。 田森大己

2017年11月10日(金)



「大木さんのために勝ちたかった」。ホーム・長良川の最終戦となる今節・湘南戦に向けた取材の中、田森大己(写真)は強い眼差しでこう語った。今季就任した大木武監督の元で今シーズンを戦ったこと、そして今シーズンの総括として口に出してくれた言葉だった。 

「アンカーの庄司悦大が最終ラインの間に落ちた時は両センターバックが庄司の斜め前でプレーする。これは型なんだけど。田森はある程度最初から出来ていた」とは大木監督が以前語ってくれた言葉。チームの勝敗に左右されず常に冷静に試合を見つめて、監督の指導と共に以前所属した甲府や京都でプレーした経験も生かし、今季は最終ラインの要としてプレーしてきた田森には大木監督も絶大な信頼を寄せていた。

それでも、「相手も(岐阜のサッカーを)研究してくる。(監督から)言われていることをやっているだけじゃ良くない色々な状況は出てくるもの。その時に自分たちがどれだけ出来るかっていうことを、やっぱりどこかで考えながらプレーしてた」と田森は今季を振り返った。

チームが中盤戦を戦う中で、勝ち星を思うように挙げられない状況だった時期も振り返り、「大木さんも色々考えたと思う」と監督が苦悩していたことにも十分に触れながら当時を回想した。

今季、岐阜は目標だった一桁順位を達成することは出来なかった。しかし、それでも田森は変わらない大木監督の魅力を続けて熱く語る。「自分は(監督の)影響を相当受けてる。どこに行ってもそれは変わらないし、今まで(大木さんの元で)プレーした選手たちもそう言う」。そして、「だからこそ、大木さんのために勝ちたかった」。

「サポーターへ、良い結果の試合で終わりたい」と語り、両チームの現状を踏まえ、「真っ向勝負が出来る」と今節へ向かう田森。サポーターと、尊敬してやまない恩師へと勝利を捧げるための戦いは明日。勝利へのプレーを、長良川で見せてくれ。

文:岩波陽平(岐阜担当)


明治安田生命J2リーグ 第41節
11月11日(土)16:00KO 長良川
FC岐阜 vs 湘南ベルマーレ