【徳島 vs 大分】 ウォーミングアップコラム:走り続ける岩尾憲。

2017年11月10日(金)


1月11日、シーズン始動日に現れた選手たちを率いていたのは既に岩尾憲(写真)だった。

軽いランニングから練習スタート。そこにはフィジカルコーチの横に並び、先頭に立って選手たちをけん引する岩尾の姿があった。まだ公式にキャプテンの発表があったわけではないが、誰の目にも今季の徳島は彼が率いていくのだと明らかだった。

昨季の最終節、岩尾は「すべてをやった上でダメであれば納得できるが、まだやれることはあったと思う」と言葉を残している。その自分自身の言葉に立ち向かうように、今季は細部までこだわってきた。単純なフィジカルトレーニングであっても、課せられた最後の1歩まで走り切れていない選手には声をかけた。練習中に納得できないプレーが出れば、声を張り上げて指摘した。ときに厳しく、ときに馬鹿も演じながら。

1分、1秒。その緊張の糸を切らさず、ここまできた。ホーム最終節を控え、「もう僕はここ数ヶ月ずっと後がない気持ちで戦っています。そういう風な気持ちで戦ってきた結果、まだ昇格につながっている」。そして、本当の勝負はここからだ。

「積み上げてきた物が壊れないように、また勝点3を積み上げられるように。高い意識というか、熱い気持ちを持って取り組んでいます」。

残り4試合。岩尾は、走り続ける。

文:柏原敏(徳島担当)


明治安田生命J2リーグ 第41節
11月11日(土)14:00KO 鳴門大塚
徳島ヴォルティス vs 大分トリニータ