【G大阪 vs C大阪】 ウォーミングアップコラム:MF中原彰吾。第1戦での収穫、課題を糧に、決勝進出を後押しするパフォーマンスを!

2017年10月7日(土)


ずっと待ち望んでいたチャンスは、YBCルヴァンカップ準決勝第1戦という大一番で巡ってきた。今季はガンバ大阪U-23の主軸として戦い続けてきた中原彰吾(写真)がトップチームでプレーするようになって約1ヶ月。13年にプロになってから数えれば5年目のシーズン。カップ戦ではあったものの、彼にとっては初のトップリーグでのプレーだった。
「このタイミングで代表選手が抜けるのはわかっていたので、ここを逃したら後はないというくらい、ここでのチャンスに懸けていました。そのチャンスを生かし切れたという出来ではなかったけど、またチャンスがもらえるように、引き続き準備を続けたい(中原彰吾)」

北海道コンサドーレ札幌から期限付き移籍で加入した今季は、ガンバ大阪U-23の一員としてプレーしてきた。8月末までの19試合で、ピッチに立ったのは18試合。本職のボランチのみならず、チーム事情からセンターバックを預かることも多かったが「与えられたポジションで結果を出す。それがトップチームにつながると信じてやり続けます」と前を向き、実際、チームも彼のパフォーマンスに何度も救われた。

「ここでやれるのは当たり前。その中身の部分で、チームのために、結果のために何ができたかを追求したいと思っています」

そのパフォーマンスが認められ、トップチームでプレーするようになったのは8月の終わりだ。遠藤保仁や今野泰幸、井手口陽介らを要する主戦場の『ボランチ』争いは当然厳しかったが、現実を受け止めた上で謙虚に、かつ貪欲に毎日に向き合った。その中で掴んだルヴァンカップ準決勝での先発の舞台。長谷川健太監督は「練習から非常に良かった」と起用の理由を語ったが、それも冒頭に書いた彼の懸ける思いと、準備があったからだろう。結果的に、試合終盤に足がつって途中交代となったが、それまでの時間帯では安定したパフォーマンスで中盤を引き締めた。
「もっとボールに関わって、ゲームをコントロールしたかったし、足がつったのは課題でした。ただ、このレベルでのパススピードや個人の巧さを体感して、改めてJ1リーグというレベルの高いところでやることが自分の成長に繋がると実感したし、もっとこの舞台で試合に出たいという気持ちが強くなった」

もっとも、反省もある。セレッソ大阪に許した1失点目のシーン。自陣の深いところでの彼のパスが相手に渡り、そこからFWリカルド サントスにゴールを奪われた。
「初瀬(亮)がサイドにいて、市丸(瑞希)が相手選手二人の間にいて、一瞬悩んだけど、その間を通せたらチャンスだと思って出したら、相手に読まれて引っかかってしまった。後ろ目の位置だったのでリスクを負う必要はなかったのかなとも思うし、通せたら一気に展開が変わるかも知れなかったという意味では、そこでの精度をもっと追及していかなければいけないと思いました」

だが、それらもすべては経験値となって彼に蓄えられた。と同時に、この日、ピッチで戦った80分が、彼に「もっと」という欲を生んだことも今後に繋がる大きな財産だろう。それをピッチで証明するために、ホームでの第2戦も持ちうるすべての力を出し切って、チームの決勝進出を後押しする決意でいる。

文:高村美砂(G大阪担当)


JリーグYBCルヴァンカップ 準決勝 第2戦
10月8日(日)14:00KO 吹田S
ガンバ大阪 vs セレッソ大阪