【福島 vs 富山】 ウォーミングアップコラム:高い戦術理解を誇るユーティリティ、橋本拓門は右サイドからゲームをつくる

2017年10月7日(土)


明治安田生命J3リーグ第20節沼津戦で4バック採用後好調の福島。自陣で守る時は4バックが中に絞り、サイドハーフが下りて6バックのようになる。攻撃では左右のサイドバックが高い位置を取り、積極的に攻撃参加する。「同じことを他のチームでやってうまくいくわけではありません。他のチームからしたら何じゃこりゃと思うかもしれません」と前節長野戦後に田坂和昭監督が語った通り、福島の現状に合う戦い方を模索した結果、ようやくチームの型ができてきた。

重要な役割を担うのはサイドバック。攻守に顔を出すため、豊富な活動量と判断力が必要とされる。それを担うのが右サイドバックの橋本拓門(写真)だ。前節は試合途中に左サイドハーフに入るなどサイドバックだけでなく中盤ならどこでもできるユーティリティだ。

田坂監督は橋本拓について「どこのポジションでもやれて戦術理解が長けています。臨機応変にどの状況に入っても判断が良いです。そして大体1試合平均で12km以上走っていて常にチームの中で1、2を争う距離を走っています。そしてプレーが常に安定していて、目に見えない貢献度が非常に高いです」と活動量と戦術理解、安定感に大きな信頼を寄せている。

右サイドバックでのプレーは沼津戦が初めてだった。「最初は勢いでやっていましたが、最近は試合の流れや状況をよく見られるようになり、上がるべきかバランスを取るべきか考えられるようになりました。中に入ってサイドの志知(孝明)をフリーにさせて起点を作ったり、自分でフリーで受けられる時は後ろから攻撃に入って行ったり、考えながらゲームをつくっていく楽しさがありますね」。今では右サイドからのゲームメイクを心から楽しんでいる。

「ゲームをつくるだけでなくて、アシストやゴールを奪いに行くところができればもっとステップアップできます」と期待をかける田坂監督。そして自身も「チャンスがあればゴールに絡みたい」と語る橋本拓のさらなる成長に、ぜひ注目してほしい。

文:小林健志(福島担当)


明治安田生命J3リーグ 第26節
10月8日(日)14:00KO BMWス
福島ユナイテッドFC vs カターレ富山