【仙台 vs 鹿島】 ウォーミングアップコラム:佐々木匠の視線は上へ。どんなかたちでも、チームを勝利に導くゴールを決める。

2017年8月29日(火)


7月31日に、佐々木匠(写真)はJリーグYBCルヴァンカップノックアウトステージのオープンドローに、仙台の代表者として出席。ドロワーを務めた。

引き当てた準々決勝の相手は、鹿島。Jクラブで最も多くのタイトルを獲得してきた鹿島は、この大会だけでもJリーグヤマザキナビスコカップ時代から6度の優勝を誇る。明治安田J1でも第24節を終えてトップを走る強敵だ。

しかしこのドロワーは臆することがない。オープンドローの日も、それから約一ヶ月が経った、今でも。J2時代にしかタイトルを取ったことのない仙台が不利な状況にあっても、佐々木は視線を上に向け、ノックアウトステージのまずは第一関門突破を目指す。

8月30日の準々決勝第1戦を前に、佐々木はあらためて、この試合に向けた思いを口にした。

「自分たちもグループステージを1位で突破したので、その勢いを持って戦うことで勝利したい」

勿論、相手の強さには敬意を払っている。何より、明治安田J1第7節と第20節で、佐々木は鹿島との対戦で、相手の圧倒的な強さをピッチ上で実感した。ホームではプロ入り後初めてリーグ戦で先発出場し、アウェイでは1点を追う場面で投入されたが、満足のいく結果を彼自身もチームも残せなかった。

「攻撃の選手として、まずは点を取らなければいけないという思いが強いですね。これまでの対戦では個人としても悔しい思いをしてきたので、“三度目の正直”というか、今度こそ結果を出さなければいけません」

仙台はこの準々決勝で、梁勇基が朝鮮民主主義人民共和国代表の試合のためにチームを離れ、野津田岳人が仙台加入前に清水で今大会の出場を記録していたために、それぞれ欠場する。3-4-2-1の”2”にあたるシャドーの候補が一気に二人抜けるが、佐々木はそのポジションでプレーする選手である。彼らの穴を埋めるだけでなく、チームを引っ張る活躍を思い描く。

何より、グループステージでは佐々木がチームを引っ張ってきた一人だった。3得点2アシストを記録するなど、大活躍。彼は今大会のニューヒーロー賞候補の一人でもあるが、今はその賞の行方よりも、チームの勝利に貢献するために「ゴールという結果を伸ばすことの方を意識しています」と、相手の堅陣をそのドリブルやスルーパスといった武器で突き崩そうと目論む。

この準々決勝は、仙台のホームから始まる。

「ユアテックスタジアム仙台には、仙台の心強いサポーターがいます。先手を取れるチャンスだととらえています。自分たちも勢いを持って戦いますが、そこにサポーターの方々の声援で勢いをプラスしてもらえれば」

仙台に生まれ、仙台に育ち、仙台でプロになり、仙台からタイトルや世界を目指す。佐々木はサポーターにも、ともに上を見て、勝ち進もうと呼びかける。一週間でホーム&アウェイを戦うため、仙台はグループステージのように多くの選手が関わる総力戦でのぞむことが予想される。その中で佐々木の出番は先発になるか途中出場になるかはわからないが、どんなかたちでも、チームを勝利に導くゴールを決めようとしている。
「仙台はまだ準々決勝を突破していないので、その歴史を塗り替えたいんです」

その言葉も、視線も、力強い。

文:板垣晴朗(仙台担当)


JリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝 第1戦
8月30日(水)19:00KO ユアスタ
ベガルタ仙台 vs 鹿島アントラーズ
ユアテックスタジアム仙台(ベガルタ仙台)
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