【G大23 vs 秋田】 ウォーミングアップコラム:初ゴールの壁を打ち破った一美は、より貪欲にゴールを目指す。

2017年7月14日(金)


15節・栃木SCで今季初ゴールを挙げたのがFW一美和成(写真)だ。一時は控えに回ることも多かったものの、最近はコンスタントに先発出場。5月21日の9節・アスルクラロ沼津戦での出場によりプロA契約選手になったが、以降もFWとしての明確な結果、つまりは『ゴール』を奪えずにいたからだろう。その状況を彼自身、もどかしく感じていたが、栃木戦では相手を突き放す貴重な追加点を奪い、勝利に貢献した。

「ここまで、得点がなかったことを一番の課題に感じていたので、ゴールを決められよかったです。僕がボールを受ける前、左サイドの(妹尾)直哉くんに預けたシーンでは、足元につけたらドリブルで仕掛ける気がしたので、あえてスペースに出して走らせて、ダイレクトでクロスをあげてもらえるようなボールを送り込みました。実際、理想通りのボールがきたので、決めるだけでした。これまで複数得点で勝てていなくて、今日の試合前にもツネさん(宮本恒靖監督)からそこを指摘されていた中で今日は3得点を奪って勝つことができた。先に失点を食らって先制を許しましたが、下を向かずに全員が気持ちを引き締めて戦えた結果、勝つことができたんだと思います(一美和成)」

今季はこれで3勝目。残念ながら前節の藤枝MYFC戦は勝つことができず『連勝』とはいかなかったものの、試合を重ねるごとに個々の質の向上にも支えられ、また、チームとしても『組織』として戦える時間が増えた。その中で、一美自身も前線での役割を理解した上で、果敢にゴールに向かう姿を見せ続けている。その原動力の1つになっているのが、6月11日に故郷・熊本県の益城町で行われた、熊本地震の復興を支援するサッカー交流会に参加したこと。故郷の子供たちとボールを追いかけた時間は、彼にとってもいい刺激になったようだ。

「熊本に行って、サッカー教室を通して子供たちの元気に触れて、自分ももっと頑張ろうという気持ちになった。それも今の大きな力になっています」

もっともこれまで出場した12試合中、9試合で先発出場しながら「1得点」という数字に、本人も満足する様子はない。チームとしては内容には手応えを感じられる試合が増えてきているからこそ、「チームを助けられる、勝利につながるゴールをとりたい」と一美は言う。それが、今節、ブラウリッツ秋田戦で生まれることを願っている。

文:高村美砂(G大23担当)


明治安田生命J3リーグ 第17節
7月15日(土)18:00KO 万博
ガンバ大阪U−23 vs ブラウブリッツ秋田