【YS横浜 vs F東23】 ウォーミングアップコラム:成長する宗近。パワフルな守備で再びゼロに抑える

2017年6月17日(土)


「正直ホッとしている」。宗近慧(写真)はここ2試合無失点で終えられていることに安堵の表情を浮かべた。

9試合連続で失点を喫し、悔しい思いを散々してきた。「もったいない試合が多い。引き分けにもできていない。点は取れているのに、失点がやっぱり多い。チームを一つにするには後ろがもっと踏ん張らないといけない」。何度も天を仰ぐ試合が多く、責任も人一倍感じていたはずだ。

その中、DFリーダーを務め続けていた中西規真が負傷で離脱。チームとして厳しい状況に立たされることになる。だが、その窮地が宗近を成長させる一歩となった。「やっぱり頼っていた部分があった。それをいなくなって気付いた。今まで間延びする時間帯で声を出さず、ダラダラ指示していた。そこをもう一回締めて、もう一回やり直すことを意識している。スキを無くしていかないと」。今まで隣で奮闘していた中西の背中を見てきた背番号3。学んだこと、気付いたことも沢山ある。その経験を生かせていることが、いまの結果につながっていると言えるだろう。

ディフェンダーにとってゼロで抑えることほど気持ちいいことはない。「1点やられて勝ったとしてもディフェンスとしてはスッキリしない。達成感ではないが、最低目標として失点をしないことが大事」(宗近)。ただサッカーは個人個人で守り切れるほど甘くはないだろう。誰かをカバーし合い、称え合い、組織として守備をすることが求められる。それはYSCCにとっての生命線。これからも継続していきたいところだ。

そして今節もホームで戦うYSCC。まだ本拠地で勝てていないだけに宗近も勝利したい気持ちは相当強い。「ホームで勝っているイメージがない。アウェイで勝てるだけではダメ。ホームで勝ってサポーターのみんなと喜びを味わいたい。点を決めて無失点で抑えれば一番気持ちいいことなので、その喜びを日曜日味わいたい」。さらにこう続けた。

「普通こんなに負けていたらサポーターも怒ると思う。それでも一生懸命応援してくれる。もっとそういうところも、考えながら、背負いながら責任を持ちながらプレーしていかないといけない」。

期待を裏切り続けた代償を払うには勝つしかない。CB宗近のパワフルなプレーを中心に相手の攻撃を押さえ込むことで3試合連続の無失点を目指す。試合後には背番号3のトレードマークでもある、眩しい笑顔が輝くことを期待したい。

文:髙澤真輝(YS横浜担当)


明治安田生命J3リーグ 第13節
6月18日(日)14:00KO ニッパツ
Y.S.C.C.横浜 vs FC東京U−23