【水戸 vs 徳島】 ウォーミングアップコラム:田向泰輝「ライバルの台頭により、あらためて感じる試合に出られる喜び」

2017年5月20日(土)


「試合に出ることがすごく楽しいし、幸せに感じる」
田向泰輝(写真)はこみ上げてくる思いを噛みしめながら、そう口にした。

昨季はけがや出場停止以外ではほとんどの試合に先発として出場し、不動の右サイドバックとして活躍を見せた。また、右サイドバックのレギュラーに定着したのは西ヶ谷隆之監督が就任してから。いわば、西ヶ谷サッカーを熟知している一人である。だからこそ、今季も右サイドバックは田向の定位置かと思われた。しかし、今季JFLのFC大阪から加入した浜崎拓磨が台頭。第10節町田戦で先発の座を譲ると、第12節長崎戦と第13節横浜FC戦もメンバーから外れることとなった。試合に出ることが当たり前ではなくなったのだ。だからこそ、試合に出られる喜びをあらためて感じられるようになったという。

そして、ライバルの存在ができたこの状況を田向はポジティブにとらえている。
「拓磨には自分にない部分があるし、自分には拓磨にはない部分がある。ここは絶対に負けられないというところをしっかり出さないといけない。そこで上回れないと試合に出られないという状況にすごくやりがいを感じている。だから、試合に出られないこともありますが、今は例年にない充実さを感じていますし、成長できている自信があります」
目を輝かせながら、そう語った。

試合に出たい――その渇望こそが、田向の進化の源となっている。今節、先発として選ばれるのがどちらかはフタを開けてみなければ、分からない。だが、シーズンを通して、高い意識でしのぎを削り合う右サイドが水戸の強みとなっていくことは間違いない。

文:佐藤拓也(水戸担当)


明治安田生命J2リーグ 第15節
5月21日(日)14:00KO Ksスタ
水戸ホーリーホック vs 徳島ヴォルティス