【水戸 vs 福岡】 ウォーミングアップコラム:湯澤洋介「挽回」

2017年4月21日(金)



前節、群馬との北関東ダービーは予想通り激しい一戦となった。21分に林陵平が先制点を奪ったものの、後半は群馬の反撃を受けて守勢を余儀なくされた。だが、チーム一丸となって粘り強く対応した結果、1対0で勝利。北関東のライバルである群馬を下して、3試合ぶりの勝利を手にした水戸の選手たちは試合後前橋市まで駆けつけたサポーターと喜びを分かち合った。だが、1人だけ冴えない表情を見せていたのが、湯澤洋介(写真)であった。

「身体がすごく重くて、ボールタッチがいつもの自分じゃなかった。僕自身、何しているんだろう…と悔しさしかない」

開幕から8試合連続での先発出場を果たした湯澤はこれまでの試合同様得意のドリブル突破からチャンスを作り出そうとした。しかし、ドリブルにキレがなく、ボールを奪われてしまう場面が続いた。「スピードは相手にとって脅威となっていたけど、ボールフィーリングが悪かった」と西ヶ谷隆之監督から58分という早い時間帯に交代を命じられることとなってしまった。今季最も早い時間での交代。チームはリードしていたものの、湯澤は悔し気な表情でピッチを後にした。

昨季、鋭いドリブル突破で攻撃をけん引し、シーズン途中から攻撃の中心となった湯澤。今季は年間通して攻撃をけん引する役割が期待されている。湯澤自身にその自覚があるからこそ、「調子の波があってはいけないですし、チームも色々と計算できなくなってしまう」と唇を噛んだ。

中心選手として、前節のようなパフォーマンスは悔やまれる。しかし、最も許されないのはそれを引きずってしまうことだ。

「やるのは自分だし、変わるのも自分次第。そこでどう挽回できるか。自分で掴むしかない」。鋭い視線で前を見つめ、力強い口調で言い切った。

悔しい思いをした次の試合が大事なことは言うまでもない。今節に向けて、並々ならぬ闘志を燃やしている。

「僕自身、大事な試合になる。スタメンで出なくても、途中からでも自分にとっては大事な試合。いい準備をしたい」

今まで以上の切れ味鋭いドリブルで福岡のゴールに向かっていくその姿を、期待せずにはいられない。

文:佐藤拓也(水戸担当)


明治安田生命J2リーグ 第9節
4月22日(土)13:00KO Ksスタ
水戸ホーリーホック vs アビスパ福岡