【鳥取 vs 栃木】 ウォーミングアップコラム:一つひとつ勝って、あの舞台へ

2017年3月18日(土)


「昨日は勝って喜びましたけど、もう余韻はないです。気持ちは栃木戦に向いています」

今季開幕戦でG大阪U-23を2-0で下した翌日、杉本拓也の視線は、すでに次節のホーム開幕戦に向けられていた。

今季キャプテンに指名された。背番号は1番から33番へ。プロ1年目の2012年と同じ番号に戻したのは、初心に戻ってプレーするという思いの表れだ。

鳥取がJ2に昇格した2011年、日本大学4年のときに特別指定選手となり、翌12年に加入して今季が6年目。鳥取でのJ2時代を知るのは他にMF廣田隆治だけで、気付けば最古参となった。2013年、自身がゴールを守ったJ2・JFL入れ替え戦で讃岐に敗れ、J3に降格。その後も復帰を果たせないまま、J3での戦いも4年目に入ってしまった。

「J3にいても、自分自身は年々成長している手応えがある」と感じる一方で、「J2の舞台に戻りたいという思いは、常に持っている」と語る。「年齢を重ねるごとに、自分の選手生命の残りが短くなっているのを感じている」という自分自身のためだけでなく、「ファン・サポーターの皆さんにつらい、悲しい思いをたくさんさせてきた。ぜひ良い結果を出したい」という思いがあるからだ。

先を見過ぎることはない。「一つひとつの試合をしっかり戦って、勝っていく」。その先に、あの舞台を見据えて。背番号33のキャプテンが、とりぎんバードスタジアムのゴールマウスに立つ。

文:石倉利英(鳥取担当)


明治安田生命J3リーグ 第2節
3月19日(日)13:00KO とりスタ
ガイナーレ鳥取 vs 栃木SC

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