【柏 vs 仙台】 ウォーミングアップコラム:期待のルーキー古賀太陽が、早くも存在感を示す

2017年3月17日(金)



昨年、中谷進之介、中山雄太という若い力が台頭し、一気に主力にまで上り詰めた。そのアカデミー出身の先輩に続けと言わんばかりに、早くも18歳の若者が存在感を示している。今年柏U−18から昇格したルーキー、古賀太陽である。

古賀は第2節のG大阪戦で75分からピッチに立ち、晴れてプロデビューを飾った。続く第3節の川崎F戦とYBCルヴァンカップの清水戦ではスタメン出場を果たし、目下公式戦3試合連続出場中だ。

特筆すべきは彼が出場したポジションである。G大阪戦、川崎F戦では右サイドバック、また川崎F戦では中山の退場に伴い、途中からセンターバックへポジションを移した。そしてルヴァンカップの清水戦は左サイドバックと、最終ラインの全ポジションをこなせるマルチロール。それだけに監督からすれば起用しやすい特性を持つ。

デビュー戦こそ、ビルドアップの面、高い位置を取った時に味方からパスを要求する意識、または簡単にクロスを上げさせてしまった守備面など、あらゆる部分において「内容が悪かった」と反省の弁を述べていたが、プロ初スタメンの川崎F戦ではその経験を生かした。川崎F戦後、彼はこう自分の出来を振り返っている。

「思っていたより緊張することなく、平常心で入れた。簡単に縦に突破されてクロスを上げられてというシーンは90分間を通してみたらそんなになかった。ディエゴ オリヴェイラへ縦パスを出した場面も、空いているのが見えた」

先ほど「最終ラインの全ポジションをこなせるマルチロール」と紹介したが、本職は左サイドバック。ルヴァンカップの清水戦では本来のポジションで出場し、守備面もビルドアップも攻撃参加も水準以上のものを発揮。ルーキーとは思えぬ堂々としたプレーを見せた。

今節の仙台戦は、その清水戦からわずかに中2日となる。しかも本職で出場したとあって、左サイドでスムーズにプレーした古賀は攻撃参加の回数も多く、右サイドバック出場時よりも運動量は増えた。フィジカル的に疲労が残っているだろうが、下平隆宏監督から「連戦でも大丈夫か?」と聞かれた古賀は、躊躇なく「大丈夫です」と答えたという。

現在、柏は今井智基とユン ソギョンが負傷離脱中、中山は今節出場停止となる。最終ラインが手薄なだけに、古賀の存在は重宝される。古賀も「どこで出るのかわからないけど、いろいろなイメージをして準備をしておきたい」と出場には意欲的だ。

シーズンが始まったばかりの今は「若手」や「ルーキー」という立ち位置であるが、今シーズン終了後、この18歳の若者は昨年の中谷、中山同様、チームに必要不可欠な存在にまで成長しているかもしれない。

古賀太陽とは、それだけの大器だ。


文:鈴木潤(柏担当)


明治安田生命J1リーグ 第4節
3月18日(土)15:00KO 柏
柏レイソル vs ベガルタ仙台

スタジアムナビ

スタジアムナビ