【熊本 vs 千葉】 ウォーミングアップコラム:地震から4ヶ月、復帰から3ヶ月の、節目の試合。

2016年8月13日(土)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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中2日とか中3日で試合が続くと、春から夏まで、あっと言う間だ。今節は4月の地震からちょうど4ヶ月という節目。3ヶ月前、リーグへの復帰戦で対戦した千葉をホームに迎える。

3ヶ月前のゲームは、十分なトレーニングができなかったこともあって0−2と敗れたが、あの日、フクアリに満ちた特別な空気は、敗れた熊本にも優しく、温かかった。スタンド全体が大きな声援と拍手を熊本の選手たちに送り、後押ししてくれたのだ。
話は少し変わるが、甲子園で行われている第98回全国高校野球選手権大会の開幕戦で始球式を行った熊本県立阿蘇中央高校の野球部主将・倉岡真聖君は、スタンドから送られた拍手について「自分たちにというより、熊本全体に送られたものだと思います」と話したそうだ。
それと同じで、あの日のフクアリ、あるいは日立台やノエスタ、ベアスタ、その他アウェイのスタジアムで送られた拍手や声援は、選手達とともに熊本県全体に送られたものだろう。
「たくさんの声をかけていただいたし、選手達はあの試合で諦めずに最後まで頑張ってくれた。いい雰囲気のなかでサッカーができて、幸せだと思いました」と清川浩行監督は振り返り、さらに続ける。
「ホームにジェフを迎えて試合ができること、今回もメインスタンドだけですけど、そこが埋まって声援を受ける中でサッカーができることも幸せなことですし、それに応えないといけない。良いゲーム、貪欲に、諦めない姿勢で試合を進めたい」

地震後、物資集めや避難所訪問など自らアクションを起こしてきた巻誠一郎は、この間の活動を通じてあらためて、「人と人とのつながりや、いろんな方の協力、サポートがあってサッカーができている」ことを感じたと言い、同時に「プロ選手としての影響力、何をどうやれば周囲がもっとよくなるか」という可能性も実感した。

4戦勝ちなしとチームはいま、苦しい状況にある。だがこの4ヶ月間で経験してきたことに、無駄なことは何もなかったはず。リーグ戦の舞台に戻って来れたあの日の気持ちを思い出して、今節に臨む。



文:井芹貴志(熊本担当)


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