【札幌 vs 千葉】 ウォーミングアップコラム:堅守出来

2016年6月3日(金)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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【写真】金山・杉山・阿波加の中で唯一3月26日京都戦で出場を果たしている阿波加俊太

前節の勝利で6連勝を果たし、首位の座を守る札幌。開幕からここまで20名以上の選手が先発出場を果たしており、その厚い選手層が躍進の一因となっていることは間違いない。そうしたなかでも、特に層の厚いポジションのひとつがGKだ。今節は今シーズンここまで13試合出場のGKク・ソンユンがU23韓国代表に招集されたため不在で、違う選手が出場することになる。

今シーズンの札幌は昨年に続いて特徴の異なる4GKが在籍。前出のクは身長195センチの長身を生かしたシュートストップが武器で、金山隼樹は積極的に前目のポジションを取り、多彩なキックで攻撃にも参加できる。杉山哲は至近距離からのシュートに強く、ハイボールへの対応の迅速さも秀逸。阿波加俊太は高いアカデミーで鍛え上げられた高い技術力が売りで、世代別代表での国際経験も持ち合わせている。こうした4戦選手が揃うGK陣は、C大阪と肩を並べるほどの充実した選手層だと言っていいだろう。

そして日々の練習がすでに戦いだ。“正GK”と評されて然るべき出場時間のクでさえ「そんな意識はまったくない。どのGKもみんな上手いので、まったく気が抜けない」とキッパリ。ベテラン杉山は「(ク)ソンユンも金山も阿波加も、みんな素晴らしい才能を持っているし、飛躍できるポテンシャルも十分。自分としては、持っている経験を伝えることでその成長の後押しをしたい気持ちがある。でも、自分もいつでも試合に出られる準備はしているし、毎日、そのつもりでトレーニングを重ねている」と言う。互いが互いを強くリスペクトしたうえで、厳しいポジション争いが繰り広げられているのだ。

「プロは試合に出てナンボ」という言葉をよく耳にする。もちろん、その世界で生きる者たちにとってこれは絶対的な言葉なのだろう。だけれど、外から見ている者としては、100%正しいとは思わない。ピッチでプレーする選手たちは、日々のライバルがいるからこそ成長ができるわけだし、万全の準備で控えてくれている仲間がいるからこそ、思い切って球際で体を張れるのだと思う。試合に出場できる選手数が限られているが故に、形式的にスタメン、控え等の線引きはされるが、決してそれは優劣ではない。「スーパーサブ」という言葉が周知されてきたように、様々な役目やポジションがあるだけのことである。

今節の札幌はどの選手がゴールマウスを守るのかはわからないが、誰が選ばれたとしても、他の3人の気持ちを背負って体を張るはず。いつも以上に高いテンションでゴールは守られるはず。対する千葉は組織的なパス回しで手厚い攻めを演じてくることが予想されるが、そうした難敵と札幌GK陣とのバトルはこの試合のひとつの注目点と言えるだろう。

文:斉藤宏則(札幌担当)


明治安田生命J2リーグ 第16節
6月4日(土)19:00KO 札幌ド
北海道コンサドーレ札幌 vs ジェフユナイテッド千葉
札幌ドーム(北海道コンサドーレ札幌)
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