【横浜FC vs 岡山】 ウォーミングアップコラム:岡山を愛し愛された田所諒、初の古巣戦。“師匠”加地亮とのマッチアップに注目!!

2016年5月2日(月)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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【写真】田所諒選手(横浜FC)と加地亮選手(岡山)のマッチアップに注目が集まる。

「僕にとっては普通の試合じゃないし、何も感じないというのは無理。特別な思いというのは当然あります」
次の試合相手について話を振ったところ、覚悟を決めた顔で田所諒はそう言い切った。岡山がJ2に加盟した2009年にプロ入りし、以後7年間、左サイドを惜しみない運動量で支え続けた。アグレッシブな岡山のサッカーを象徴する選手の一人であり、サポーターからも愛された。今年横浜FCに移籍してきた彼にとって、明日が初めての古巣戦となる。

今も「岡山のことは大好きです」と語る田所。今年の岡山については、「必要のないものをそぎ落として、J1に上がるための戦いをやっている」と分析する。「無駄なパスをつなぐよりも、一個前に飛ばして赤嶺に競らせるとか、押谷で一発裏を狙っている。去年から取り組み始めていたことが、今年は形のあるものになってきているかな」と、プレーオフ圏を争う古巣の活躍に目を細めていた。田所自身は横浜FCでも不動の左サイドバックとして開幕からスタメンを確保。開幕戦こそ77分に途中交代したが、以後ずっとフル出場を続け、背番号3の攻守における献身的な走力が今では横浜FCに欠かせないものになっている。

「苦しいとき、嫌だなと思うときにこそ走る。守備に戻るときって、嫌じゃないですか。でもそういうときこそ全力で、100%で戻ることが大事。それは岡山でずっと言われてきたことで、加地さんにもそう教わった」

彼にとって加地亮は、「かわいがってもらった、師匠のような存在」だという。その加地と、岡山戦では同サイドでのマッチアップとなる。「どっちが走れるか、サイドの攻防が鍵になると思う」。それも彼が試合に向けて気持ちを高ぶらせる理由の一つであることは間違いない。

日産スタジアムで、アウェーゴール裏は田所をどう迎えるだろうか。いつもの横浜FCのホーム三ツ沢と違って、ゴール裏からは距離がある。ブーイングの少なさで知られる彼らだけに、多少それがあったとしても田所までは届かないかもしれない。「ブーイングでも何でも、何か反応してくれればありがたいですね。楽しみたいし、良い試合をしたい」。岡山サポーターの皆さん、青白の背番号3にブーイングでも拍手でも、どうか一際大きなリアクションを。そして選手たちとともに、試合を楽しんでいってください。

文:芥川和久(横浜FC担当)


明治安田生命J2リーグ 第11節
5月3日(火)13:00KO 日産ス
横浜FC vs ファジアーノ岡山

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