【川崎F vs 福岡】 ウォーミングアップコラム:失敗を糧に、クロスを磨く

2016年3月26日(土)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
----------------------

ヤマザキナビスコカップ第2節を2日後に控えた25日の練習後。ピッチには居残りでクロスの練習をする車屋紳太郎の姿があった。ディフェンス役のコーチに対し緩急を付けて仕掛け、クロスボールを入れていた。

帰宅時に車屋にその練習について聞くと「中のディフェンス(センターバック)もそうですし、目の前の相手に対してバレにくいタイミングで上げる。素直に上げるんじゃなくて、ちょっとタイミングを外してというのもやりました。ドリブルして普通にセンタリングだと相手もわかると思うので、ドリブルからクロスの速さというのをやっていました」と説明してくれた。サイドバックとして、クロスの精度を高める。今はまだ足りていない部分を埋めるための居残り練習だった。

その車屋は、3月7日から9日にかけて行われた代表候補合宿に選出。小林悠と共にハリルホジッチ監督の指導を受けていた。チームメイトの小林は、フル代表に返り咲き24日に行われたW杯予選のアフガニスタン戦に途中交代出場する(ただし26日に離脱)。

候補合宿では小林と同部屋だったという車屋は、その姿をテレビ越しに見ることになった。その事実が車屋を奮起させた要素もあるのかと話を聞いたが、チームメイトの小林の活躍はもちろんだが、それ以上に同じサイドバックの藤春廣輝の選出が刺激になっているようだった。代表について語る言葉の中に、藤春の名前が何度か出てきたからだ。

「藤春選手も入ってますし、自分でもチャンスだったと思うんですが、今の段階では向こうが上だと思う。でもまだ戦いは長いので、全然追い抜けるチャンスはあると思います。これからの試合でどれだけアピールできるのかということだと思います」

同じポジションの藤春に追いつくためにもまずはフロンターレでの活躍が大事になる。だからこそ、攻撃面の武器となるクロスを磨く必要がある。

先日行われたヤマザキナビスコカップ初戦の横浜FM戦では、いい形で左サイドを突破しながらもクロスボールをミスする場面が2回あった。車屋の居残り練習の背景には、ミスで終わったクロスに対する悔しさもあるようで「(クロスをミスした場面が)2回くらいあって、もったいなかったので。今日みたいな感じで上げたかったのに、ふかしたやつとかあったのでそこを練習していました」と述べていた。

代表に入るという野心はプロサッカー選手なのだから持つべき。だからこそ、自らの武器を磨く。それがチームの得点につながり、車屋自身が得点源になれば改めて代表招集される日が来るはず。

というわけで、日曜日に行われるヤマザキナビスコカップ第2節の福岡戦では、車屋のクロスを期待してほしい。1日2日で技術が格段に進化するわけではないが、意識は変えられる。スタジアムをワクワクさせるクロスを期待したいと思う。

文:江藤高志(川崎F担当)


ヤマザキナビスコカップ 第2節
3月27日(日)15:00KO 等々力
川崎フロンターレ vs アビスパ福岡
等々力陸上競技場(川崎フロンターレ)
みんなの総合評価 (4.3)
臨場感 (4.2)
アクセス (3.7)
イベント充実 (4.5)
グルメ (4.1)
アウェイお楽しみ (4.0)

みんなの口コミで作る「スタジアムナビ」
全スタジアムの新着投稿フォト

編集部オリジナル特集

移籍情報