【ニューカマー・レコメンド】満ち溢れる「for the team」の精神と意識:斉藤大介(徳島→栃木)

2016年2月26日(金)

2016シーズン開幕!ニューカマー・レコメンド
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(C)J.LEAGUE PHOTOS
“選手のカガミ”とまで言うと大袈裟であろうか──。いや、そんなことはない。斉藤大介のプレー、ふるまい、発言、それら全てには常に「for the team」の精神と意識が満ち溢れている。実際個人のエゴに流されるようなことは4シーズン半の在籍中、目にしたことがなく、彼は何時如何なる時もチームのことを想い、チームのためとなれば迷わず自らの全てを捧げていた。

それを最も強く感じ、その姿に大きな感動さえ覚えたのが、忘れもしない2012シーズンのJ2第30節・湘南戦だ。このホームゲームに斉藤はセンターバックとして先発出場していたが、前半のプレーで負傷。直後の様子からかなり重いケガを負ったことは明らかであったが、背番号16は右足を地面に着けられないほどの状態であったにもかかわらず、すぐにピッチへ戻り、チームのために守備を続けようとしたのである。さすがにその後、慌てて交代選手が準備され斉藤はピッチを後にしたが、ほぼ左足一本だけでケンケンするようにしか動けない状態でも戦い続けようとした姿勢にはスタジアムから割れんばかりの拍手が。彼の見せた熱き魂が観る者の心を大きく揺さぶったのは間違いないと言っていいだろう。

後日、そのケガに関しては「右アキレス腱断裂 全治約6ヶ月」と発表された。ことによっては選手生命にも関わる大ケガであったのである。にもかかわらず、自身がピッチ外へ出たことでチームが陥った数的不利の状況を一刻も早く解消しようとするように、気丈さを見せて立ち上がり自ら戦場へ戻った斉藤。ここまでチームのために自分を捧げられる選手はそうそういないはずだ。

それだけに今季は栃木へ移籍することとなったが、引き続き彼を応援する徳島のファン・サポーターは多いであろう。そして斉藤には、持ち前の「for the team」の精神と意識で栃木に新しいパワーを生み出し、その徳島のファン・サポーターのためにも1年でのJ2復帰へ栃木を導く大車輪の活躍をぜひ見せてもらいたい。

以上

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★栃木SCシーズン開幕戦!★
明治安田生命J3リーグ 第1節
2016年3月13日(日)13:00キックオフ/栃木県グリーンスタジアム
栃木SC vs ガイナーレ鳥取
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2016.02.26 Reported by 松下英樹

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