【ニューカマー・レコメンド】ゴールへのがむしゃらさ、新天地で発揮を!:渡大生(北九州→徳島)

2016年2月24日(水)

2016シーズン開幕!ニューカマー・レコメンド
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(C)J.LEAGUE PHOTOS
活躍の場を求め、北九州を旅立った渡大生。ここ数年は先発での出場機会に恵まれず悔しいシーズンを送っていたが、ゴールへと向かうスピードと「がむしゃらさ」はきっと徳島のJ1昇格へ向け、大きな力になってくれるだろう。渡の特徴を理解した元チームメートのMF木村祐志がいるのも心強いはずだ。

そう、渡の一番の持ち味は「がむしゃらさ」。デビューイヤーの2012年は5ゴール、13年も8ゴールを挙げているが、利き足たる右足でのきれいなシュートというのは実はそれほど多くはなかった。ゴール前のスクランブルからぱっと抜け出して左足。あるいは頭やボディに当ててネットを揺らす。養われたFWの嗅覚か、持って生まれた才覚か。渡はあっという間にゴールを奪ってゆく。

広島皆実高から高卒ルーキーとして北九州に加入。三浦泰年監督(当時)からは時に厳しく怒られながらも信頼され、渡の思い切りの良さであったり、得点を呼び込んでくる感覚が試合に発揮された。12年は北九州在籍選手としては初の年代別代表(U-19日本代表)に選出。アジア遠征に参加し大観衆の大アウェイの中での試合も体感した。海外でのプレーは渡にさらなる成長意欲をもたらし、ゴールへの貪欲さに加えて、プレーの質にもこだわった。

柱谷幸一監督体制となった13年も約半数の試合でスタメン起用。しかし、2014年シーズンは37試合、2015年シーズンも35試合に出場こそしたものの、スタメン起用の機会はほとんどなく、途中出場の立場に甘んじるようになってしまう。

だが、昨季の最終戦では久々の先発出場。渡は悔しさをぶつけるように前半から躍動した。41分には加藤弘堅の縦パスに反応して裏に抜け出し、勝利をたぐり寄せる先制の一撃。巧みな駆け引きとゴールへの闘志・・・。まさか渡が黄色のユニフォームを脱ぐとは思わなかったが、渡らしいゴールは7位に入ったチームへの大きな置きみやげになった。

渡は試合後に「本当に苦しい1年だった。誰でもスタートから使って欲しいという気持ちはある。そこをこじ開けられなかったのは力不足」と胸の内を吐露。それでも、くさらずに練習に打ち込み、短時間出場でもゴールを引き寄せたシーズンだった。「より成長できた1年じゃないかなと思います」と前を向いた。

がむしゃらに、迷いなくゴールに向かう渡の姿は、北九州で本当に多くのサポーターから愛されてきた。黄色いユニフォームを着ての「苦しい1年」での成長を、青色のユニフォームの中で活かしていく。渡が輝くのは先発メンバーに名を連ね、颯爽とゴールへと走っていく瞬間だ。がんばれ、渡。新天地・徳島でJ1へ、大きく羽ばたいてほしい。

以上

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2016.02.24 Reported by 上田真之介

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