【ニューカマー・レコメンド】徳島で語り継がれるに違いない特別な一人:津田知宏(徳島→横浜FC)

2016年2月25日(木)

2016シーズン開幕!ニューカマー・レコメンド
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(C)J.LEAGUE PHOTOS
クラブ史上最高のストライカーであったという評価に異論を唱える者はいないだろう。

津田知宏。加入1年目の2010年に16ゴール(J2得点ランキング2位)を叩き出して一躍エースの称号を手にした背番号11は、昨季までの6シーズンで通算54ゴール(全ての公式戦合計)を挙げ、幾多の勝利と感動を徳島にもたらしてくれた。

確かに年によって結果に小さくない波があったことも事実だ。2011シーズン開幕直後に左膝を手術した津田はその後なかなかトップフォームを取り戻せず、その年を不本意な7ゴールで終えると、さらに翌年も思うようなプレーが出来ないまま。持ち味であったはずの鋭い飛び出しや突進は影を潜め、野性味溢れるプレーで相手ゴールネットを揺らし続けた1年目の姿がまるで嘘のように、彼からはエネルギッシュさや躍動感が失われてしまった。

だが、そうした苦しい日々を自らのパワーに変える精神的な強さを津田は持っていたと言えよう。「危機感がすごくある(当時のシーズン前のコメントより)」と語り、いっそうの覚悟をもって挑んだ2013年、エースは14ゴールと見事な復活を遂げてチームをJ1昇格プレーオフへ導く活躍。そして極めつけはそのプレーオフの決勝だ。前半の43分、相手(京都)DFライン裏へ出たボールに対し、これが自らの真骨頂と言わんばかりの韋駄天スプリント。それによって勝利を大きく引き寄せる2点目をゲットして見せたのである。

結果的に徳島のエースとして挑んだJ1の戦い(個人としては名古屋時代に5シーズン経験)ではひとつのゴールも記録出来なかった。また翌年には再び調子を崩し、先発出場の機会を減少させて2ゴール止まりであった。

しかし、ファン・サポーターの彼に対する感謝と敬愛の念は決して消えていないはずだ。夢舞台へ連れて行ってくれたクラブ史上最高のストライカーとして、その名前はこれからも語り継がれるに違いない。そして今季も、彼には徳島の地から変わらない後押しの気持ちと熱視線が送られるであろう。ライバルチームへ移籍したとは言え、徳島にとって特別な一人と言える津田知宏には何としても二度目の復活を見せてもらいたいから。

以上

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★横浜FCシーズン開幕戦!★
明治安田生命J1リーグ 第1節
2016年2月28日(日)14:00キックオフ/ニッパツ三ツ沢球技場
横浜FC vs カマタマーレ讃岐
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2016.02.25 Reported by 松下英樹

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