【ニューカマー・レコメンド】ポジションを超え、枠を超えて:遠藤航(湘南→浦和)

2016年2月25日(木)

2016シーズン開幕!ニューカマー・レコメンド
----------
(C)J.LEAGUE PHOTOS
近年の歩みはとりわけ印象深い。2012年、この年就任した曺貴裁監督の指揮のもと、シーズンを通して3バックの中央を務め、J1昇格に貢献した。翌13年はキャンプ中に肉離れを負うなど初めて長期離脱を経験するが、一方で自身の肉体と向き合い、下半身の強化や体の使い方の改善に取り組んだ。再びJ2で迎えた14年には3バックの右に本格的に取り組み、元来備える守備力やビルドアップ能力に加え、自ら積極的に攻め上がりクロスやシュートに至るなど攻撃力を高めた。世に言う湘南スタイルの一翼を担い、圧倒のうちにリーグを制したチームのなかで存在感を放った。

個々がポジションを超越してチームのために戦うスタイルのなか、プレーの幅も広がり、DFのみならず、中盤、ときにFWも経験した。加えて昨季は、これまでの積み重ねに加え、体幹の強化にも意識的に取り組んだ。あるとき、その感触をこんなふうに語っている。
「相手FWと並走したとき、倒れてファウルをもらうのではなく、自分としては倒れずに体を入れてボールを奪い切り、くるっと回って味方に縦パスをつけたい。そのほうが相手に勝ったと僕は思える。そういう倒れないプレーは、J1で戦うなかでも増えた気がします」

歩みはクラブだけにとどまらない。昨年8月の「EAFF東アジアカップ2015」では初めてA代表に選ばれ初出場を果たし、海外組が集った9月の「2018FIFA ワールドカップロシア アジア2次予選」にも出場した。U-23日本代表を支える活躍も記憶に新しい。キャプテンを務め、ピッチ内外でチームを引っ張り、1月のリオデジャネイロオリンピック アジア最終予選では優勝とともに6大会連続となる五輪出場を決めた。これまでに培ったプレーの幅も活かされていよう、代表ではおもにボランチを託されている。

思えば昨季が始まってまだ間もない頃、こんなふうに語ったものだ。
「チームとしてはJ1でもしっかり戦えることを証明し、上位に食い込むような結果を残すこと、リオデジャネイロ オリンピックでは本大会に出場してメダルを取ること。そのために、まずは目の前の湘南の試合に集中する。個人的にはボランチもセンターバックとしてもA代表クラスの選手になり、レベルの高いなかでも周りから信頼されるプレイヤーになりたい」

夢への道のりはまだなかば、しかしときに訪れる壁もポジティブに乗り越えながら実行し、その歩みは着実に前へ前へと進められている。ポジションを超え、枠を超えてきたように、遠藤航らしいチャレンジにこれからも期待したい。

以上

-----------
★浦和レッズシーズン開幕戦!★
明治安田生命J1リーグ 第1節
2016年2月27日(土)15:00キックオフ/日立柏サッカー場
柏レイソル vs 浦和レッズ
チケット好評発売中!(20にちより)

2016.02.25 Reported by 隈元大吾

みんなの口コミで作る「スタジアムナビ」
全スタジアムの新着投稿フォト

編集部オリジナル特集

観戦アドバイス大募集!スタナビ「スタジアムグルメ」投稿キャンペーン!

移籍情報