【広島 vs 湘南】 担当ライター“一問一答”

2015年11月21日(土)

「担当ライター“一問一答”」は、対戦する両クラブの記者が質問と答えをぶつけあう新企画です!

明治安田生命J1リーグ 2nd 第17節
11月22日(日)13:30KO Eスタ
サンフレッチェ広島 vs 湘南ベルマーレ

★広島から湘南へ
Q
FC東京・鹿島・新潟と3連勝中の湘南。好調の要因はどこにあるのでしょうか?正直、脅威です。
(広島担当:中野和也)

A
タフなトレーニングが切磋琢磨を促し、紅白戦の激しさやセットプレーの緊張感は公式戦に勝るとも劣らない。彼らの日々は常と変わらず、開幕、あるいはそれ以前から粛々と向き合い続けてきた線上にいまはある。

ただ、3連勝の前は5試合を3分2敗と勝利から遠ざかり、相手に先制を許す展開は連続7試合に及んでいた。ゲームの内容は悪くなく、見方を変えれば、先制されても最少失点にとどめ、勝点1に結ぶだけの地力を身に付けつつあることの証左と言えた。一方で、ここ3試合すべて先制しているという事実もまた3連勝と無縁ではあるまい。背景には、ピッチで生き生きと躍動する彼らの姿がある。

菊池大介は折に触れ、3連勝の端緒となったFC東京戦の週のトレーニングを口にする。
「積み重ねだとは思うんですけど、それ以上にFC東京戦の前の週の練習からすごくいい実感を持てていて、それが試合に繋がっていると個人的には強く感じています」

理由はこうだ。
「対敵の練習が多くなり、ほんとに基本的なことなんですけど、目の前の相手に負けないことだったり、負けたくない想いをもう一度思い出させてもらいました。また、1対1を抜いたことで満足するのではなく、最後決めるまでが勝負だと再確認した。チームで戦っているなかで、やはり最後試合を決めることや体を張ってブロックするのは個人。責任感というか、そこの意識付けを含めて自分たちから変わることができ、それが試合にも出ているのかなと感じています」

「1対1の練習を通じて、みんな全体が積極的になったと思います」高山薫もまた、かの週のトレーニングを辿る。
「そういう意識付けをチームとしてやって、自分も足もとで受けてから縦に入れてもう1回受けるなど、公式戦でも練習試合でも積極的にやれているし、大介やコバショウ(古林将太)、征也くん(藤田)たちも積極的に仕掛けている。引き分けや負けが続いていたときよりも、いまは遥かにゴールに向かうメンタリティがあるのかなと思います」

キャプテンの永木亮太の言葉が好調のゆえんをさらに補強する。
「FC東京に勝って自信を付けて、そこから割り切ってみんなやれるようになった。自分もあらためて原点に戻って泥臭いところをしっかり全面的に出し、みんなもそういうプレーを100%以上の力で出してくれていることが、この3連勝に繋がっていると思います」

個々の責任感や積極性を再確認し、そうして掴んだ自信が彼らのいまに結ばれる。もともと備えている自分たちらしさやそれぞれに持っている特長を開放している選手たちの姿に、「たのしめてるか。」――クラブが掲げるスローガンが重なり合う。もちろん結果は保障されていない。ただ、このタイミングで首位チームと肌を合わせられることは、成長を期する彼らにとって未来への得難い機会となるに違いない。
(湘南担当:隈元大吾)


★湘南から広島へ
Q
今節へ向けてチームの雰囲気と勝利へのモチベーションについて聞かせてください。
(湘南担当:隈元大吾)

A
勝てば文句なし。引き分けでも2ndステージ優勝と年間1位がほぼ決まるという状況下ですが、選手も監督も「いつもどおりの準備ができた」と強調しています。言葉だけでなく、今週はずっとトレーニングでもチーム全体としていい状態が続いていて、いつもは慎重かつ冷静な森崎和も「ギアがひとつあがった感じがする」と語っているほど。外から見ても、いい練習ができているなと感じています。もちろん、練習がいいから試合も勝つというほど甘くはないし、監督も選手も「湘南はいいチームだし、調子もいい。厳しい試合になる」と口を揃えているのも確か。試合の結果はどうなるかわかりませんが、いい試合になるなという手応えはありますね。

レギュラーシーズンのホームラストマッチですし、チケットは既にソールドアウト。最初から「勝ち点1」を狙うことはないですが、試合の展開次第によってはリスクを回避して戦うことも考えられます。ただ林卓人は「今年、ずっと応援してくださったサポーターのためにも、勝利しか考えていない」と語っており、勝ち点3への執着は間違いなくチームには存在しているはずです。ただ、広島の常として、最初から一気にスパートすることはなく、まずはしっかりと守備を構築し、「いい守備からのいい攻撃」を狙っていると思います。

今季、湘南戦ではリーグ・カップ共に1度も勝てていませんし、「今度こそ」の想いを込めて戦いに挑むはず。好調同士の戦いにふさわしい、面白い試合になりそうです。
(広島担当:中野和也)
エディオンスタジアム広島(サンフレッチェ広島)
みんなの総合評価 (3.0)
臨場感 (2.4)
アクセス (1.8)
イベント充実 (3.1)
グルメ (3.6)
アウェイお楽しみ (2.6)

観戦アドバイス大募集!スタナビ「スタジアムグルメ」投稿キャンペーン!

移籍情報